2007年08月17日

スーパーカミオカンデ 

supernova.jpg山手通りの「地下」を探検してきた
なかなか面白そうですね。考えてみれば井戸水は、夏でもとっても冷たくて美味しいですから地下はやっぱり涼しいということですね。それで、東京のアンダーグラウンドも充分に面白いのですが、個人的にはスーパーカミオカンデを見学してみたいなぁというのが以前からありましたので、ちょっとご紹介。

このスーパーカミオカンデは、岐阜県の北の外れの飛騨神岡の鉱山地下1000mに造られた直径39.3m、高さ41.4m、5万トンの水のタンクで、4年あまりを費やして1996年に世界最大、世界最高精度のニュートリノ観測装置として建造されました。壁面には大きな光センサーである光電子増倍管が一万一千本付いています。

このスーパーカミオカンデの研究目的は、ニュートリノによって広大な宇宙を観測すること。ニュートリノや陽子崩壊の研究を通して素粒子(物質を形作る最小単位)の秘密を探ることだといいます。

毎秒千兆個以上のニュートリノが私たちを常に通過しているそうなんですが、しかし、むろん感じることはありません。ニュートリノは他の物質とほとんど相互作用することがないからだそうです。

そこで、この反応の弱いニュートリノを捉えるために5万トンもの超純水が必要になってきます。このタンク内にニュートリノが飛び込んでくると、タンク内の水と反応してチェレンコフ光と呼ばれる光を発光するので、この光を光電子増倍管で検出します。光電子増倍管は、その表面で光を電子に変えて、一千万倍にも増幅して電気信号として取り出す装置で、この光のパターンをみることによって、粒子の方向、エネルギー、種類がわかるということです。

そして、このスーパーカミオカンデによって、ニュートリノに質量(重さ)がある、ということが世界で初めて、発見されました。それは、素粒子物理学上の基本的な理論の見直しを迫る、たいへん重要な発見です。これからもスーパーカミオカンデは宇宙と素粒子の謎を解き明かしてくれることでしょう。

ということで、長々とこむずかしいことを書いてしまいましたが、『ジオ・スペース・アドベンチャー実行委員会』が一年に一回開催する、スーパーカミオカンデ見学を含む神岡鉱山坑内ツアーというものがあるのですが、行った人の多くが、あのインディ・ジョーンズのようにトロッコでトンネルを激走したことが最も印象深いと答えるそうですよ。幻想的な一万一千本の光電子増倍管のタンク内が、見られないのは実に残念なのですが…。

★開催場所
飛騨市神岡町(神岡鉱山茂住坑内)
★イベント内容
坑内施設見学 スーパーカミオカンデ (タンク内部の見学はできません)
重機コーナー(大型重機の実演・見学)
メタルコーナー(鉱山の歴史ほか)
サイエンスコーナー(サイエンスショーの開催)
地下売店 軽食やお土産あります
★入場料
3,500円(シャトルバス運賃を含みます)大人、子ども共通です
※参加者は、懐中電灯・スニーカー・上着を持参(坑内の気温は、13〜14℃) 

てことなんですが、2007のGSA(ジオ・スペース・アドベンチャー)は、すでに終了してしまいました。興味のおありの方は、また来年をお楽しみに。
 

GSA
posted by lucier at 19:43 | Comment(0) | 宇宙
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: